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2022.03.23

書籍「おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる -地域×デザインの実践-」が発売されます。

TSUGI代表 新山直広が初めて編著を担当した書籍「おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる -地域×デザインの実践-」が、3月20日(月)に学芸出版社より発売されました。 
( amazonでもご購入いただけます。 https://amazon.co.jp/dp/4761528109 )
 
本書では、従来のデザインの領域を超えて人・歴史・産品・土地・自然といった地域の資源を複合させて新たな価値を生み出している、全国各地の21名のデザイナーの方たちに筆を取っていただきました。
  
 
ここ10年ほどで、それぞれの土地に根ざして上流から物事を考え、デザインする「インタウンデザイナー」が増えてきています。
一方で、「’’地域の中’’で’’デザイナー’’として働く」ということは、まだまだ馴染みのない、相反する価値観であるように思われるのも事実です。 
どのように地域のコミュニティに溶け込んでいくか。
見ず知らずの土地でクライアントを見つけることができるのか。
生活の拠点が都市部に無くても、スキルを高め続けることはできるのか。
信頼し合える仲間に出会うことはできるのか。
 
これらは、編著者の新山自身が鯖江で向き合ってきたことでもあります。
 
本書では、21人のデザイナーそれぞれが根を張る地域との関わり方やターニングポイントについて、さらに実際のプロジェクトにおけるプロセスからアウトプット、制作や協働におけるポイントに至るまで、深く詳細に語っていただきました。
 
 
また、本書籍の帯は日本を代表するデザイナーである原研哉さんに執筆していただきました。  
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成果を出すには手間暇がかかる。信頼を得られないと成果にはつながらない。ひとときの熱狂では終わらせてはいけない。いい格好もしない。言い訳もできない。地域の時代が始まったわけではなく、昔から変わらない価値がそこにある。
そんなデザインの現場に本物のデザイナーは育つのである。
この本から実に多くを学ばせていただいた。 ─ ─ 原 研 哉
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本書をきっかけとして国内各地にインタウンデザイナーと呼ばれる存在が増えること、また、地域の可能性を広げ、生産地の熱量を底上げする動きに繋がっていけばという想いから制作された書籍になります。ぜひお手にとってご覧ください。
 
 
『おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる:地域×デザインの実践』 学芸出版社
編著:新山 直広 (TSUGI)、坂本大祐(オフィスキャンプ)
著:中西 拓郎(ドット道東)/小板橋 基希(akaoni)/吉田 勝信(吉勝制作所)/吉野 敏充(吉野 敏充デザイン事務所)/佐藤 哲也(ヘルベチカデザイン)/迫 一成(hickory03travelers)/羽田 純(ROLE)/長谷川 和俊(HASHU)/土屋 誠(BEEK)/今尾 真也(リトルクリエイティブセンター)/稲波 伸行(こものデザイン研究所)/堀内 康広(TRUNK DESIGN)/小林 新也(シーラカンス食堂)/森脇 碌(TETAU)/安田 陽子(あしたの為のDesign)/タケムラ ナオヤ(タケムラデザインアンドプランニング)/古庄 悠泰(景色デザイン室)/佐藤 かつあき(BRIDGE KUMAMOTO)/福田 まや(星庭)
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