中川政七商店とタッグを組んで、開催した「RENEW×大日本市鯖江博覧会」。
今年で三回目を迎えた、産地の工房を開放する年に一度の体験型マーケット「RENEW」。今年は総数85を数える工房・企業が参加し、「日本の工芸を元気にする!」をビジョンを掲げる奈良の老舗「中川政七商店」とタッグを組み、「RENEW×大日本市鯖江博覧会」として開催しました。TSUGIではアートディレクションと事務局を担当し、35,000人を超える方々に、この地のものづくりを感じてもらうことができました。
今年からデザインツールとして採用した赤い円は、時代に合わせて変化し続け、人やモノが集う鯖江の地域性を、漆器の赤と眼鏡を想起させる'円'をモチーフに重ね合わせることでこの地の特徴である「変化・多様性・集合」を表現しました。そんな赤い円が期間中、あちらこちらで彩られる様子を見れて本当に嬉しかったです。
ローカルで暮らし、産地に特化したデザイン事務所を目指す私たちにとって、RENEWというプロジェクトはまさにTSUGIらしいアウトプットの形。デザインがデザインのためのもので終わるのではなく、デザインから広がる様々な奥行き、関係性をこれからも作っていけたらと思います。