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鯖江市・越前市共催「越前鯖江デザイン経営スクール」第一弾、シンポジウム「こわくないデザイン-経営とデザインとの付き合い方を探る-」7/7(金)開催(入場無料)

TSUGIが運営に携わる「これからの地域を支えるデザイン経営」を本気で学ぶ場所「越前鯖江デザイン経営スクール」が、鯖江市と越前市の共催によりスタートします。(https://echizensabae-design.com
 
越前鯖江デザイン経営スクールの柱となるのは「デザイン経営シンポジウム」、「これからの価値づくりセミナー」そして「商品・サービス開発プロジェクト」。これら3つの学びの場を通して、デザイン経営の視点をもつ事業者や広義のデザインを実践するクリエイター、そして彼らを支える右腕人材を越前鯖江エリアに増やすことを目指します。
 
スクール開催に伴い、第一弾として『デザイン経営シンポジウム「こわくないデザイン」―経営とデザインとの付き合い方を探る一』を7/7(金)14:00-17:00にて開催します。
 
本シンポジウムでは、デザイン経営に精通するトッププレイヤーによる基調講演と、デザイン経営を実戦する産地企業4社によるパネルディスカッションを通し、産地の未来を探っていきます。
 
「デザインは経営に凶禍をもたらす“こわい“ものなのか?」、「5年、10年、100年、1000年続く産地づくりには何が必要なのか?」
 
複数のものづくり産業が集積するなど、福井は全国で見ても類稀なる貴重な産地です。脈々と受け継がれてきた産地の歴史、文化、精神。一朝一夕で築くことはかなわない、福井が誇るべき蓄積の賜物です。そして、デザインの力がその未来へ繋いでいくための一助となると信じ、実践を続けています。創造的で持続可能な地域産業の醸成を目指し、鯖江市と越前市という枠組みを越境しながら、デザインが経営にもたらしうる価値について再考します。福井の未来について本気で考える1日に、ぜひご参加ください。
 
<プログラムタイムライン>
1)基調講演〈第1部〉14:10~14:50
 講師:原川宙 氏 / 経済産業省デザイン政策室 室長補佐
 演題:「日本のデザイン政策における”地域とデザイン”」
 
講師 :原川 宙 経済産省デザイン政策室 室長補佐
 
民間企業を経て2012年に経済産業省特許庁入庁。意匠審査官として産業機器や民生機器、内装等の企業ブランディングの核となる意匠審査等を担当し、2021年7月から現職。国内外のデザイン政策、地域とデザインに関する調査研究等を担当。数少ない美大卒官僚
として、「これからのデザイン政策を考える研究会」を主宰。
 
2)基調講演〈第2部〉14:55~15:40
 講師:原田 祐馬 氏 UMA / design farm代表 
 演題:「ともにつくるデザイン」
 
講師:原田祐馬 UMA / design farm 代表
1979年大阪生まれ。UMA/design farm代表、どく社共同代表。グッドデザイン賞審査委員、第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展キュレーターなど。大阪を拠点に地域に関わるプロジェクト、グラフィック、空間や企画開発などを通して、理念を可視化し新しい体験をつくりだすことを目指している。愛犬の名前はわかめ。
 
3)パネルディスカッション 15:50~16:40
テーマ:「デザインとの付き合い方」
パネリスト:ものづくり事業社4社 + 講師2名
 
●パネリスト(事業者)
小松原 一身 氏(株式会社 ボストンクラブ 代表)
1958年生まれ。1984年に鯖江市で眼鏡デザイン企画販売会社「BOSTON CLUB」創業。創業当時から大手アパレルメーカー、DCブラ
ンド、眼鏡商社のOEM.ODMを手掛ける。そのノウハウを活かしハイレベルな技術力と高品質なモノづくりを強みとして4つのオリジナルブランドを展開。世界、そして誰もが認める「めがねの聖地」を目指している。
 
山下 寛也 氏(山次製紙所)
1979年越前市生まれ。明治元年創業の手漉き越前和紙メーカー「山次製紙所」で、オリジナル度が高くプロダクト化しやすい和紙を製造する。近年では、海外に向けた退色しない和紙の開発や、型押しの技法によりエッジ精度の高い模様を浮き立たせた「浮き紙」の開発などにも取り組む。独自ブランドの「UKIGAMI」も展開。
 
関坂 達弘 氏(株式会社 セキサカ 代表)
1980年福井県生まれ。2007年DesignAcademyEindhoven卒業。東京のデザイン事務所で勤務後、2014年に創業1701年の漆器メーカー・株式会社セキサカに入社。2019年に代表取締役に就任。自社ブランドのディレクションや直営店ataWのディレクション兼バイヤーを担当。国内外のデザイナーとプロダクト開発を行う。
 
戸谷 祐次 氏(タケフナイフビレッジ / Sharpening four 代表)
1976年越前市生まれ。2018年に越前打刃物伝統工芸士の認定を受ける。2020年には祖父、父の跡を継ぎ、新社名「Sharpening four」をスタートさせる。主に両刃包丁、各種刃物の研ぎ仕上げ、研ぎ直しを担うほか、シフォンケーキ型抜きナイフの開発や、パリの研ぎ演・講習、共同開発ブランド「(HATSU)」の立ち上げなど、幅広く活動。
 
池田 拓視 氏(タケフナイフビレッジ / 安立打刃物 代表)
神奈川県で育つも、母方の家業である安立打刃物の五代目になることを決意。四代目勝重の下で修行を重ね、2007年に大学卒業後、安立打刃物へ入社。2019年度には越前打刃物の伝統工芸士に認定。2021年より安立打刃物の5代目を継ぎ、各種鍛造包丁、各種ステンレス鍛造包丁など、1本1本火造りで鍛造された刃物の製造を続けている。
 
●パネリスト(講師)
原川 宙氏 氏 (経済産業省デザイン政策室 室長補佐)
原田 祐馬 氏(UMA / design farm 代表 )
 
●モデレーター
新山 直広(TSUGI LLC.代表 / 一般社団法人SOE副理事)
1985年大阪生まれ。2015年TSUGIを設立し、「RENEW」や「SAVA!STORE」など、デザイン・ものづくり・地域という領域を横断しながら創造的な地域づくりに取り組む。
 
内田 裕規(株式会社ヒュージ 代表)
2003年からクリエィティブな視点でデザイン、ブランディングを手がけ、主にリノベーションをテーマに文化創造拠点FLAT、CRAFTBRIDGEの拠点づくり。千年未来工藝祭のプロデュースなど。
 
<開催概要>
日 時:令和5年7月7日(金)14:00~17:00 (13:30会場)
会 場:福井ものづくりキャンパス (小ホール)サンドーム福井内
住 所: 〒915-0096 福井県越前市瓜生町5−1−1
対象者: 鯖江市 / 越前市事業者・クリエイターなど 100名程度
参加費:無料(予約優先)
※7/7公開予定 
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